ダチョウ定食


 

 

 左の写真は、鳥取砂丘にあるドライブインで食べた『ダチョウ定食』。
 真ん中の黒い丸いものは、鉄板で、固形燃料で温めてダチョウ肉を焼いて食べる。
 ダチョウ肉というと、昔、生で食べたことがあるが、臭みが凄い。しかし、焼いてみると、そんなに臭みも気にならないものだ。甘エビもついて手ごろな値段だったと思う。
 この日は、鳥取砂丘を見に行ったのだが、入口のゲートに軍服の兵隊がたくさんいて、何事かと思ったら、自衛隊が演習をした後だったようだ。なるほど、砂漠での戦闘を想定して、砂丘で演習しているんだなぁと感心。でも戦争はしたくないものだ。
 自衛隊が守備する中、ダチョウ肉を頬張りながら、砂漠に思いを馳せる。普通じゃありえないシチュエーションだなと思いつつ、砂漠に飲まれていく人の波をボーッと眺めていた。
 砂丘までは、道路からリフトで行くようになっている。小さい頃から憧れていた鳥取砂丘だったので、その感動は一入であったが、思ったよりも小さく、九十九里浜を3〜4倍くらいにした感じだった。しかし、砂の色は、綺麗なキャメルカラーだ。
 この砂丘の辺りは、風も強く、砂丘から飛ばされた砂が周囲の道路を埋めていて、車通りの少ない道は、深刻なほどに砂が積もっていた。4輪駆動でないとキツイくらい埋もれている道もあった。周囲の畑も砂の被害を受けており、畑の作物が砂まみれになっていた。その光景を見て、思わず脳裏に『黄砂に吹かれて』(工藤静香)が流れてきた。

 

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